#1『熟成ワインが高い理由』

どんなワインも熟成させるといいんですか?

この記事は2014年1月から2014年12月までの1年間のメルマガをブログ記事にしたものです。
登場する吉岡ソムリエは現在は独立してワインバーの店主として頑張っています。

熟成ワインはなぜ高い?

ソムリエ吉岡の顔のイラストこんにちは。プレゼントワインショップの吉岡です。最近聞いたのですが、ハリウッドスターのジョン・トラボルタは、結構前からカツラらしいです。
それを知って彼の出演している映画を見ると面白さが増してみえます。

無理やりこじつけますが、ワインも少しでも知って飲むのと知らずに飲むのでは、美味しさは格段に違いますし、 プレゼント選びも楽しくなります。

そこで皆様に、よりワインを楽しんで頂けるように、メルマガでワインの豆知識をご紹介していきたいと思います!

テーマ「どんなワインも熟成させると美味しいか?」

ソムリエ吉岡の顔のイラストよくあるお問い合わせ
『還暦の父に生まれ年の赤ワインを10,000円位で探してもらえませんか?』

お気持ちは、すご~く分かるのですが、お返事が難しい質問です。
そこで、今日は『どんな赤ワインも熟成させると美味しいか?』についてお話してみたいと思います。

・・・いきなりですが、一言で言います!!(笑)

「安い赤ワイン」は熟成しない!
「高い赤ワイン」熟成する! (両方とも例外はあります)

ワインには熟成に向かない早飲みタイプのワインから、長熟タイプのワインまで
様々なタイプがあります。それはブドウの品種・品質や醸造の仕方等々によって変ります。

その中でも特にぶどうの品質!と、醸造の仕方!が大事です。

ワインはぶどうから出来ます。ぶどうは農作物、ワインも人が醸造します。
つまり、丹精込めて造ったワインは長熟可能(でも高い)、工業的に造ったワインは早飲みタイプなのです。

人の手により出来たオーダーメイドの革靴・・・高いけど一生モノですよね?
工業的に出来た靴・・・使っていると壊れちゃいますよね・・・

ワインも一緒です。やっぱり丹精込めて出来たワインは、熟成に耐える能力があります。

10,000 円のワイン、もちろん私達ソムリエも10,000 円のワインを普段飲んでいるわけではなく、充分に高いワインだと思います。
もちろん、このクラスのものは丹精込めて作られています!
でも、60年の熟成には、なかなか耐えられません。それくらい、お父さんの60年の歴史って長くて重いものなのですよね~。
僕もあらためて、父に感謝です!!

古いワインを持っている方へ

ちなみに、熟成しないというワインも、腐ったり、お腹を壊したりすることはないので、
古いワインをお持ちの方も、安心して試しに飲んでみてください。

実は、熟成具合は、一目で分かります!
グラスにワインを注ぎ、グラスを傾け色を見ます。若々しい新酒であるボージョレ・ヌーヴォは藤色が強いです!!

【色】
藤色の入った紫 → 赤紫 → エッジに朱色が入る → オレンジが入る → 茶が入る → 煉瓦色 → 茶

赤ワインの熟成度合いの色調変化
白ワインの熟成度合いの色調変化

オーナーソムリエ寺井より

ソムリエ寺井の顔のイラスト今回から、当店のソムリエ吉岡による「ワインが3倍楽しくなる豆知識」メルマガを発行いたします。 分かり易く楽しい内容を目指していますが、第1回目はいかがでしたか?ワインが選びやすくなったり、 ワインをお楽しみいただくきっかけになると嬉しいです♪
さて、今回は熟成の豆知識でしたが、お誕生日にはやっぱりもらって嬉しい生まれ年ワインがおすすめです。下のリンクよりどうぞ^^

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