名入れワインをお断りしている理由
世界に1つの名入れ彫刻のワイン、おしゃれですよね。
でも、当店では名入れワインはお断りし、「名入れワインを選ぶ4つのポイント&信頼できる店舗」の記事で、
- 選び方のアドバイスを行い
- 他店(ワインと地酒の店 かたやま)を勧めています
「プレゼントワインショップでもおすすめ店と同じようにしたら?」
と思う方もいらっしゃる方もいるでしょう。
ここからは当店でお受けしていない3つの理由と、代わりにできるご提案についてお伝えいたします。
お伝えするソムリエ
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
早速、お断りする3つの理由ですが
- 名入れでワインが劣化するリスクがある
- 名入れ費用で、2ランク美味しいワインが選べる
- 「思い出のワイン」=「好きなワイン」になってほしい
です。
それぞれ説明していきますね。
※あくまで私がワインバカなだけです。ワインと地酒の店 かたやま様の取り組み方法を知り、勉強になりましたm(__)m
【理由1】名入れでワインが劣化するリスクがある
ラベルは高温で剥がします
例えば、当店で「これ良いな。美味しそうだな」と思ったワインをお選びになり、名入れするためにラベルをはがすとします。
ラベルはしっかり“のり付け”されているので、熱湯につけて粘着を弱くします。
そして、きれいにはがした後に、名入れの彫刻やオリジナルラベルを貼ることになります。
ワインに急激な温度変化と高温は大敵です!
ワインショップや百貨店、飲食店ではワインセラーでワインを保管していますよね。
当店でも、高温や温度変化、光、振動を避けた上で、ワインセラーで保管しています。
気温が28度以上になる時期は、輸入元さんからもクール便で発送してもらい、ご注文者様にクール手数料をご負担いただき、クール便で発送しています。
そして、ワインを受け取る方にも、クール便から常温に戻す際に急激な温度変化がないよう注意書きを貼り、気を付けてもらっています。
なのに、お湯につけるなんて、それまでの苦労が水の泡です。お湯はもちろん28度どころか真夏の気温を超えます。はるかに!
ワインセラーの温度は15度前後。お湯につけると一瞬で急激に温度が上がります・・・
レストランでも働く現役ソムリエとして、ワインをこのように扱うことは出来ません!
【理由2】名入れ費用で、2ランク美味しいワインが選べます!
ワインの中身は1,000円台!?
ネットでよく見かける名入れワイン、きちんと銘柄名が書かれていないことが多くありませんか? あるサイトで、たまたまボトルデザインから銘柄が分かるワインがあったのですが、 10,000円くらいの名入れワインの中身は1,000円台のワインでした。
もちろん、「おしゃれなデザインとして味は関係ない」という方もいらっしゃるでしょうし、 10,000円のワインより1,000円のワインのほうが飲み易い場合もあります。
でも、現役のソムリエとしては、その販売方法はちょっと出来ません。。。 (それに、それならワインじゃなくて盾か何かでも良い気がします)
↑ボッタクリではありません
名入れワインのお問合せはよく頂きます。実は友人からも問い合わせを受け、名入れワインはお断りしたものの、 友人が自分で描いたイラストをグラス彫刻してセットにしたことがございます。
グラス彫刻ができる北九州市の工房さんへ、直接持込みをしたのが懐かしいです。 その際に、グラスへの彫刻代として2脚で6,300円を支払ってもらいました。友人だったこともあり、私共の出張費や手間代は含めませんでした。
『名入れ』をきちんと利益をもらう商品として扱うとなると、往復の輸送費、手間代を上乗せする必要があります。 なので、先ほどの名入れが出来るワインショップさんが、ボッタクリなわけではありません(ちょっと高い気がしますが(^^ゞ)。
でも・・・
当店では、その費用は美味しいワインに使ってほしいのです!
【理由3】「思い出のワイン」=「好きなワイン」になってほしい
「あっ!このワイン、思い出のワインだ!」って言ってほしくないですか?
『名入れワイン』、確かに思い出になるワインで、世界に1つのワインだとは思います。でも・・・
例えば、私が「ソムリエです」と自己紹介すると、「好きなワインってありますか?」とよく尋ねられます。
いつも、私はこう(↑)答えています。
以前当店に勤めていた吉岡ソムリエに、酒屋さんが○○ってワイン知っていますか?と聞いたことがあります。
と吉岡ソムリエは答えました。
多くの人に特別な1本を探すお手伝いができたら嬉しく思います。
だから・・・
代わりの2つの提案
【提案1】メッセージカードと写真で想いを伝える
プレゼントワインショップでは、名入れワインをお断りする代わりに、一言~手紙くらいの文章でも対応できる メッセージカードを無料でご用意しています。
上の画像は、私が友人の結婚祝いに奥様の生まれ年ワインと一緒にメッセージをプレゼントしたもの。生まれ年ワイン一覧を見る
お気に入りの画像データを送信していただけたら、写真付きメッセージカードにもなります。
受け取った方には、大切に保管してもらいたいので、サイズは往復はがきサイズ!
これならはがきフォルダに入りますし、 往復はがきサイズのフォトフレームに入れることも出来ます!
そして、ワインを思い出のワインにしてもらうための、ワインの説明カードを全てのワインにお付けしています♪
ぜひ、一生の思い出になるワインを贈りましょう!
【提案2】名入れグラスで対応します
でもやっぱり名入れのものを贈りたい方もいますよね?
そんな方のために、名入れグラスの受付を始めました!
グラスなら劣化しません!!
ワインなしでグラスのみを贈ることも可能です。
おすすめの理由はこちら→名入れワインを選ぶ4つのポイント&信頼できる店舗
名入れワインについて「まとめ」
プレゼントワインショップ®が名入れワインをお受けしていない3つの理由、お許しいただけますでしょうか。
名入れをお断りする3つの理由~
- 大切なお祝いに、美味しいワインを飲んでほしい
(名入れでワインが劣化する) - 気持ちを伝えたいからメッセージカードで!思い出の写真もつけて♪
- 来年も同じものを飲めるように♪
(思い出のワインになってほしい)
皆様の想いで、当店のワインはもっともっと美味しくなります。大切な贈り物のお手伝いをさせていただけることを楽しみにしております。
大切な方に一生の思い出になるワインを贈りたい
そんな方のご注文を心よりお待ちしております。