正義の区画“クロ・ド・ラ・ジュスティス”
ジュヴレ・シャンベルタン クロ・ド・ラ・ジュスティス 1997 ピエール・ブレ(31,900円)
Gevrey-Chambertin-Clos-de-La-Justice-1997- Pierre-Bouree
¥31,900(税込)
赤ワイン
古酒を得意とする生産者の蔵出し単独所有畑ワイン
ナポレオンが愛した「シャンベルタン」が生まれる村ジュヴレ・シャンベルタンの“クロ・ド・ラ・ジュスティス”という畑のワイン。
畑名を直訳すると“正義の区画”で、この造り手だけが所有する単独所有畑です。
その畑の年熟成、今まさに飲み頃の1本です。
1997年生まれの方や、弁護士や警察官の方への「正義のプレゼント」にもピッタリです。
ソムリエのレビュー
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
ピエール・ブレは『蔵出し』の生産者なのが非常におすすめポイントです。
蔵出しとは、ワインを飲み頃まで熟成させてから出荷することを言います。
自社商品が20年もの間、お金に変わらないことを考えると、こだわりという言葉では言い表せない情熱です。
ワインは、若いころは強かったタンニンは熟成によりワインに溶け込みシルキーで、果実味や酸とのバランスも抜群です。
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | フランス>ブルゴーニュ地方>ジュヴレ・シャンベルタン |
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造り手 | ピエール・ブレ |
品種 | ピノ・ノワール 100% |
生産年 | 1997年 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 ピエール・ブレ
ブレ社は1864年創立の小さなネゴシアンで、ジュヴレ=シャンベルタンの 目抜き通り(国道74号線)に面して構えている。現在の年間生産量は1万 ~2万ケースで、多いほうではない(例によって収穫の規模に応じて変動する)。 長年、故ピエール・ブレの甥であるヴァレ氏が品質本位の経営をしている。 ワインづくりは昔ながらの方法である。すなわち、除梗をせず、18~24日間 ときわめて仕込みを長くする。高温で発酵させ(34℃、ときに38℃)、なる べく澱引き回数をへらし(たいてい2回のみ)、濾過は決してせずに樽からじ かに瓶詰する。新樽はめったに使わず(とはいえ最近の訪問のさい、88年の シャンベルタンには新樽が用いられていた)、オークの旧樽に最低24~30ヶ月 寝かせる。ネゴシアン業務がこの大半をしめて、よい年には上記のワインをつ くるわけだが、ブレ社は自己所有畑として、石垣に囲まれたクロ・ド・ラ・ ジュスティスという2.5haの畑をもつ。国道74号線の東側にあって、アペラ シオンこそジュヴレ=シャンベルタンにすぎないが、少なくとも1級並みのワ インを頻繁に生む。また特級シャルム=シャンベルタン1.2haと、ボーヌ・ レ・ゼプノット0.2haをも所有。そのほかのワインはいずれも(果汁でなく) ぶどうから買い上げて、ヴァレ氏のいう「うちの伝統的なやり方」で自社の セラー内でつくられる。
ここのワインは優秀どころかずば抜けていることが多く、色素、エキス分、 タンニンがたっぷりある。秀作年のものは絶頂に達するには通常7~8年か かり、ワインが軽めの年でも驚くほど頑丈で堅固なものとなる。
ヴァレ氏は1970年来経営者の任にあるが、ブルゴーニュ生産者の多くが 「現代技術の犠牲」となり、瓶詰を急ぎすぎると考えている。氏の言うとおり、 今は誰もが「いちはやく現金化」したがっているのだ。ところでブレのトップ・ ワインでは、前述のクロ・ド・ラ・ジュスティスが一貫して優秀または秀逸だが、 コート・ド・ニュイの1級、特級のほとんども毎年秀作となる。
ブレの作で知られざる2大スターは、ボーヌ・レ・ゼプノットとサントネ・レ・ グラヴィエールである(ちなみに最大の買い手は英国で、アメリカこれに次ぐ)。 ブレのワインは、いずれも非常によく熟成する。
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