クリュ・ブルジョワ格付けの熟成ワイン
シャトー・メイネイ 1995(16,500円)
グレートヴィンテージ1995年のクリュ・ブルジョワ
ワインの世界最高峰の産地といえるボルドーは、五大シャトーと呼ばれる高級ワインや世界最高峰の甘口デザートワインのうまれる産地として有名です。
そのボルドーの中でもメドックの格付けが有名で、一級から五級までの格付けワインがあります。この格付けは、1855年に出来てから変わっておらず、今後も変わらないと言われています。
その格付けと別にクリュ・ブルジョワ(富裕市民級)の格付けがあり、メドックの格付け以外の質の高いワインが、この格付けに選ばれています。クリュ・ブルジョワは何度も格付けが改訂されています。
このシャトー・メイネイは、長い間クリュ・ブルジョワに格付けされ続けているワインで、世界的ワイン評論家は、「あまり知られていないが、メドックの格付けへの昇格が真剣に検討されるべきシャトーの1つである」というほどです。
1995年はボルドーの当たり年。そんなワインの長期熟成品となると、なかなか出会えない逸品です。
ソムリエのレビュー
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
グラスに注いで色を見てみると、オレンジがかった色合い。このオレンジ色が熟成の証拠。
果実の香りはドライフルーツのように乾いた香り、リコリスやクローブなどの茶色いスパイスの香りに、秋の森(茶色い木々や木の葉)のような香りも感じます。
口当たりはさらりとエレガント。まだ残る果実味に、さわやかな酸、タンニンは熟成によりワインに溶け込みシルキーです。香り同様、秋を思わせる風味が口中に広がり、余韻は酸とタンニンがバランス良く続きます。
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | フランス>ボルドー地方>メドック地区>サンテステフ村 |
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造り手 | シャトー・メイネイ |
品種 | カベルネ・ソーヴィニョン主体メルロ/カベルネ・フラン |
生産年 | 1996年 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 シャトー・メイネイ
カロンセギュールと同じサン・テステーフに位置し、同じオーナー、醸造チームです。カロンセギュールの近くとジロンド川の近くに畑を有し、それぞれのテロワールの特徴を活かしたワイン造りを行っています。また、恵まれた条件でありながら値段も決して高くなく、さらに長熟のポテンシャルを秘めたワインです。
シャトー メイネイはメドックの中でも最も歴史の古いシャトーのひとつで、1662年に男子修道会によって設立されました。栽培面積は51a、平均樹齢は35~40年、栽植密度は7,600本/haです。土壌は砂利と粘土が混ざっています。またこの土壌の特筆すべき特徴として、シャトー ペトリュスと同様に、地中に約3mの厚さの青粘土の層があることです。収穫は手摘みで行います。その後、厳しく選別を行い、区画ごとに醸造します。数日間の低温マセラシオンの後、温度管理したステンレスタンクで発酵させます。マロラクティック発酵は樽で行います。熟成はフレンチオーク樽(新樽35%)で16~18ヶ月行います。しっかりとした濃い赤紫色、赤い果実の豊かなアロマの中にスパイスの要素が感じられます。しっかりとしたタンニンがあり、上品で心地よい口当たり、すばらしくバランスが取れています。
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