ビオディナミの巨匠ニコラ・ジョリーの代名詞クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン
クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン 2001 ニコラ・ジョリー (33,000円)
長期熟成クレ・ド・セラン!
ニコラ・ジョリーは、いち早くビオディナミという自然農法を導入してそれを広めるきっかけになった人物で、「ビオディナミの伝道師」と呼ばれるほどの自然派ワインの巨匠です。
彼の造るこのワイン、「クロ・ド・ラ・クレ・ド・セラン」は、仏ロワール地方最高峰かつ、フランス五大白ワイン※の1つとも評価されるワインです。
※「モンラッシェ」、「シャトー・ディケム」、「シャトー・グリエ」、「シャトー・シャロン」、「クレ・ド・セラン」。
自然派ワインを愛する人でさえ、流通量が少なく価格も非日常的な、この巨匠ニコラ・ジョリーのワインの体験をしていないことは多いです。
自然派ワイン大好きな方なら絶対一度は飲んでみたい憧れワイン。その年熟成なんて、二度と出会えないレベルの逸品です。ぜひ、自然派ワイン好きへのプレゼントにどうぞ。
ソムリエのレビュー
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
ニコラ・ジョリーにお会いした時、彼はこのワインの若いヴィンテージを前日に開栓し、デキャンタという別のガラス容器に移して準備していました。
若いヴィンテージはこうやって飲んでほしいと言われ、直前に開栓したものと飲み比べをさせてくれました。
ワインは明らかに異なり、当日開栓したものも白ワインとして美味しかったのですが、前日開けたものは非常に複雑で、ロワールという北の産地のスッキリ系ワインとは全く異質なものでした。
その語、何度かこの銘柄を飲む機会を得ましたが、熟成しているものは、前日開栓とは比べ物にならないほどのまさに異次元の飲み物で、大地のパワーを飲んでいるかのようなワインです。
これを知らずして、自然派は語れないなと感じたほど!自然派好きな方でも、普段の自然派とは全然違うのことに驚くこと間違いナシです!
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | フランス>ロワール地方>アンジュー・ソーミュール地区 |
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造り手 | ニコラ・ジョリー |
品種 | シュナン・ブラン 100% |
生産年 | 2001年 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 ニコラ・ジョリー
クレ ド セランはシトー派修道僧により12世紀に植えられた由緒ある畑で、以来800年以上もの間ブドウ栽培が行われています。1962年からジョリー家が所有し、1976年に現当主であるニコラ ジョリー氏が運営に参加。ジョリー氏は「美味しいワインである前に、その土地固有の繊細さを表現した本物のわいんでなくてはならない」と、1980年から部分的にビオディナミを導入し、1984年からすべての畑でビオディナミを行っています。
2001年、ジョリー氏はビオディナミの団体「Return to Terroir」を創立、12カ国、約150生産者がこの団体に所属しています。また、彼はこの団体を通し、世界中で講演し、原点へ回帰を提唱しています。
栽培
クレ ド セラン、クロ ド ラ ベルジュリ、ヴュー クロに畑を所有。1984年からすべての畑でビオディナミが行われています。ドメーヌでは牛や羊などを飼い、イラクサを始め多くのハーブを育てています。ハーブなどからビオディナミに必要なプレパラシオン(調合剤)を造り、家畜たちが畑の草を食べ、馬で耕作するなど、自然と動物と共にブドウ栽培を行っています。
ニコラ ジョリー氏がビオディナミを説明した著書『Le Vin, La Vigne et La Biodynamie』の日本語版をこちらでお読み頂けます。
醸造
自然酵母にて発酵、発酵時の温度はコントロールしません。また、デブルバージュ、コラージュは行わず、主に古樽で数ヶ月間熟成後、瓶詰め前にフィルター処理を極軽く行います。
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