イタリアワインの王様と呼ばれる飲み頃「バローロ」
バローロ 1985 トラヴェルサ(25,300円)
エレガントで熟成感が楽しめる飲み頃ワイン
イタリアを代表するワイン産地であるピエモンテ州。この地のワイン「バローロ」は、しっかりと力強く、「ワインの王様」と称えられています。
しかし200年前、バローロは微発泡の甘口ワインでした。後のイタリア初代首相となる伯爵が、ピエモンテ州にいた際に、フランス人醸造家を招聘し、辛口へと変わり、今に至るわけです。
トラヴェルサは、1834年創業の造り手です。2024年現在は4代目当主が運営し、栽培と醸造を手掛ける二人の息子兄弟は、土壌成分やぶどうの樹齢で分けて醸造し、異なる味わいを表現しています。また、現在はアグリツーリズモ(日本でも認知されはじめている農業観光、農業体験観光)のため、自宅の半分を宿泊施設に充てて、奥様の手料理で、もてなしています。
そんな生産者が1985年に、生産した2500本限定のバローロです。裏ラベルにはロットナンバーが入っています。
ソムリエのレビュー
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
ワイン好きなら誰もが「イタリアワインの王様」と知っているバローロ。でも、意外と熟成したバローロを飲んだことがある人は少ないので、年熟成のバローロなんて喜ばれること間違いナシです!
外観に茶色を感じるのは、長期熟成の証拠。香りは、煮詰めた果実や乾燥果実を思わせる香りがあり、長期熟成にも関わらず果実香がしっかり残っています。バローロと言えば荒々しいほどの力強いタンニンですが、熟成によりシルキーに溶け込み、味わい深く滑らか!熟成バローロが今までのバローロ概念を変えてくれます。
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | イタリア>ピエモンテ州>バローロ |
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造り手 | トラヴェルサ |
品種 | ネッビオーロ 100% |
生産年 | 1985年 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 トラヴェルサ
トラヴェルサは1834年にジュゼッペの曽祖父が、ネイヴェ内、カノーヴァの丘にブドウ畑を開墾したのが始まりです。1800年代の後半には今やバルバレスコ最良のクリュとして知られるスタルデリの丘に自宅とブドウ畑を購入。現在、自宅の半分はアグリツーリズモの宿泊施設として充てられ、ジュゼッペの愛妻カルラさんの、素朴ながらとびきり美味しい手料理とサラミが楽しめます。栽培と醸造を手掛ける二人の息子フラーヴィオとフランコの兄弟は、土壌成分や樹齢で分けて醸造し、プロットごとに異なる味わいを表現。また、曽祖父の時代にまで遡るように、貴重なネッビオーロ・ミケの再興にも熱心で、伝説的生産者とも言われ2009年に他界したテオバルド・カッペッラーノとはこの点において志をともにし、よく語り合ったと言います。
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