歴史あるワイナリーの辛口の熟成白ワイン
ピノ・グリ グラン・クリュ・ランゲン 1997 シャトー・ドルシュヴィール (5,280円)
Pinot-Gris-Grand-Cru-Rangen-1997-Chateau-d’Orschwihr
¥5,280(税込)
白ワイン
アルザスワインの素晴らしさを実感するワイン
11世紀にはローマ法王も滞在したという由緒あるシャトーの熟成白。この造り手は歴史があるだけでなく、化学肥料や除草剤、殺虫剤を使用せず、銅も撒きません。無農薬ワインといっても硫化銅は使用するのが一般的で、銅不使用は驚異的です。
そんなワインの長期熟成品。アルザス地方の白ワインの中には辛口分類ながら、甘味をかんじるものもあるのですが、このワインの残糖度は1.4g/l。糖度の少ない辛口です。
ソムリエのレビュー

- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
ワインは古酒感がしっかり出ている状態です。一般的な白ワインとは全く異なる晩秋を思わせる風味を感じます。ワインに慣れていないと不思議な風味に感じるかもしれませんが、古酒ならではの魅力ですので、長い年月の歴史を過去のご自身の思い出と共に味わってみてください。
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | フランス>アルザス地方 |
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造り手 | シャトー・ドルシュヴィール |
品種 | ピノ・グリ 100% |
生産年 | 1997年 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 シャトー・ドルシュヴィール
シャトー・ドルシュヴィールが記録に登場するのは1049年、ローマ教皇のレオ 9 世 (Leon IX) が、近隣の村に教会を奉納した際に、滞在したと言う記録があります。
13 世紀には、シャトー・ドルシュヴィールは、ハプスブルク家 (Habsbourg) の所有となり、3 世紀に亘って同家が所有します。
1513 年、ハプスブルク家の神聖ローマ帝国皇帝、マクシミリアン 1 世 (Maximilian I) は、シャトー・ドルシュヴィールをストラスブール司教に売却、その後、アルザスの貴族がシャトーとぶどう畑を所有するようになります。
現在のオーナーであるアルマン家がシャトー・ドルシュヴィールとぶどう畑を所有するのは、フランス革命後の 1854 年です。
1934 年に、シャトーは火災に見舞われ、シャトー・ドルシュヴィールは厳しい状況に置かれますが、アルトマン家によって、シャトーは、1936 年に再建されてワイン造りを再開します。
第二次世界大戦後、当主マルティン・アルトマン (Martin Hartmann) 氏は、戦争により途絶えていたワイン造りを再開、所有するぶどう畑を 1 ha から 6 ha に拡大しながら、醸造設備の更新を行い、ワイン造りの環境を整備していきます。
また、1974 年には、シャトー中庭の地下にあるワインセラーを大幅に拡張して、ワインの貯蔵能力を高めるなど、マルティン・アルトマン氏によって、今日のシャトー・ドルシュヴィールの基礎が構築されていきます。
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