三ツ星レストランでも使用されている究極の自然農法シャブリ
シャブリ 2023 ドメーヌ・ド・ピス・ルー (5,060円)
Chablis-2023-Domaine-de-Pisse-Loup
¥5,060(税込)
白ワイン
まさにシャブリ!な石灰の風味ありつつ丸みもある
シャブリ地区の土壌は、1億5千万年前、後期ジュラ紀に形成されたといわれています。この頃は、湖のような景観で、浅瀬のようになっていた場所に生息していた牡蠣などの化石が堆積し、キンメリジャンと呼ばれる特殊な地層を作りだし、シャブリのワインの特徴である「石灰のような」という風味を生み出していると言われます。
この造り手は、父である先代当主が地質学者で、自社畑の表土を栄養不足にすることでその下の層のキンメリジャンまで深く根を伸ばしミネラル分あるシャブリを造っています。
1本の樹からの収穫を6〜8房におさえ、ぶどう果汁は静置した後、上澄みだけを使用します。シャブリらしさを出すため、樽を使用しない造り手は多いのですが、この造り手はステンレスタンクだとメタリックな味になると言い、エナメルコーティングした鉄製のタンクで発酵、熟成を行います。最後にリンゴ酸を乳酸に変える発酵を行うことにより、鋭すぎないようにしています。
ソムリエのレビュー

- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
口に含むとドライな食感。クールで線の細い果実味ながら決して薄いわけでなく、どちらかといえば強く酸しっかりです。石灰のようなミネラルもたっぷり。シャブリといえば石灰がキーワードですが、それがよく出つつ、且つ硬すぎないバランスの良さが秀逸です。
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | フランス>ブルゴーニュ地方>シャブリ地区 |
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造り手 | ドメーヌ・ド・ピス・ルー |
品種 | シャルドネ 100% |
生産年 | 2023年 |
醸造 | エナメルコーティングした鉄製鋳物のタンクで発酵、熟成。マロラクティック発酵は翌年の4〜6月。 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 ドメーヌ・ド・ピス・ルー
地質学者であり前当主であり、そして父でもある、ジャック・ユゴー氏が引退したのが2020年。その後長男であるロミュアルド氏が当主となりました。ロミュアルド氏は父の思想を受け継ぎ、自然農法でのワイン造りに重きを置いています。ドメーヌの畑はシャブリ地区の北西にあるベイネ村にあり、計14haの畑の表層はポートランディアンの層で、地中にはキンメリジャン層の地質が重なった粘土石灰の土壌です。葡萄の樹齢は40年以上。樽を使用しない葡萄本来の味わいを大切にするワイン造りで、できるだけ人の手を加えず自然な発酵にまかせます。
シャブリらしい酸とキレを感じるが、果実感はふっくらとしている。
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