20年越えながら未だに素晴らしい状態のワインです。
ピノ・グリ グラン・クリュ・ランゲン 2003 シャトー・ドルシュヴィール (5,500円)
Pinot-Gris-Grand-Cru-Rangen-2003-Chateau-d’Orschwihr
¥5,500(税込)
白ワイン
アルザスワインの素晴らしさを実感するワイン
11世紀にはローマ法王も滞在したという由緒あるシャトーの熟成白。この造り手は歴史があるだけでなく、化学肥料や除草剤、殺虫剤を使用せず、銅も撒きません。
無農薬ワインといっても硫化銅は使用するのが一般的で、銅不使用は驚異的!また、有機と謳っているワインには、すぐに劣化するようなワインもあるなか、約20年の熟成にも劣化しない素晴らしさ!是非お楽しみください!
【ヴァンダンジュ・タルディヴ(VDT)】
VDTは、アルザスの遅摘みぶどうによるワインです。このワインの2001年はラベルにVDTの記載がありました。
VDTは既定の糖度を越えなければならず、ぶどうも手摘みでなければなりません。遅摘みによって、当然ぶどうは完熟しており、ワインは濃厚で糖度も高いものが多いです。
この2003年は遅摘みにより38.5g/lの糖度があり、甘味を感じるワインなのですが、VDTの基準を下回っており、VDT表記はナシになっています。
ソムリエのレビュー
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
20年の熟成にもマスカットのような果実の香りが残っているのが保管状態の素晴らしさを物語っています。カリンのシロップ漬け、甘露煮、べっこう飴など複雑です。
口に含むと、ややトロリとした分厚い食感。香り同様、まだ残る果実味に加え、熟成由来の秋を思わせる茶色いスパイスの風味。複雑な甘味を持ち、貴腐ぶどうのニュアンスもあります。余韻も長く、格の高さをうかがえます。
こんな贈り物におすすめ
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生産地 | フランス>アルザス地方 |
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造り手 | シャトー・ドルシュヴィール |
品種 | ピノ・グリ 100% |
生産年 | 2003年 |
栓 | コルク栓 |
容量 | 750mL |
生産者情報 シャトー・ドルシュヴィール
シャトー・ドルシュヴィールが記録に登場するのは1049年、ローマ教皇のレオ 9 世 (Leon IX) が、近隣の村に教会を奉納した際に、滞在したと言う記録があります。
13 世紀には、シャトー・ドルシュヴィールは、ハプスブルク家 (Habsbourg) の所有となり、3 世紀に亘って同家が所有します。
1513 年、ハプスブルク家の神聖ローマ帝国皇帝、マクシミリアン 1 世 (Maximilian I) は、シャトー・ドルシュヴィールをストラスブール司教に売却、その後、アルザスの貴族がシャトーとぶどう畑を所有するようになります。
現在のオーナーであるアルマン家がシャトー・ドルシュヴィールとぶどう畑を所有するのは、フランス革命後の 1854 年です。
1934 年に、シャトーは火災に見舞われ、シャトー・ドルシュヴィールは厳しい状況に置かれますが、アルトマン家によって、シャトーは、1936 年に再建されてワイン造りを再開します。
第二次世界大戦後、当主マルティン・アルトマン (Martin Hartmann) 氏は、戦争により途絶えていたワイン造りを再開、所有するぶどう畑を 1 ha から 6 ha に拡大しながら、醸造設備の更新を行い、ワイン造りの環境を整備していきます。
また、1974 年には、シャトー中庭の地下にあるワインセラーを大幅に拡張して、ワインの貯蔵能力を高めるなど、マルティン・アルトマン氏によって、今日のシャトー・ドルシュヴィールの基礎が構築されていきます。
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