赤ワイン同様に果皮浸漬する白ワイン!
コッリ・トルトネージ ティモラッソ 2021 カシーナ・イ・カルピーニ(3,960円)
ピエモンテの土着ぶどうティモラッソ
造り手「カシーナ・イ・カルピーニ」(当主パオロ・ギスランディ氏)は、 大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭する造り手です。
パオロ・ギスランディ氏は、畑には硫黄と銅以外は撒かないと言い(有機肥料も撒かないのでしょう)、 一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法と言い切ります。
※ボルドー液(硫化銅)は使用しても有機認証を得ることができます
ぶどうは、ピエモンテの土着ぶどうティモラッソ。このぶどうを生産する農家は30軒にも満たず、しかもティモラッソ 100%のワインは日本に輸入されているのはこのワイン以外に見つけるのは困難です。
通常、白ワインはぶどうの果皮を漬け込みませんが、このワインはティモラッソを野生酵母で発酵させ、赤ワイン同様に果皮も漬け込んで造られています。これにより、果皮に含まれる天然の酸化防止成分が引き出され、余計な添加物なしで長期熟成できる白ワインがうまれます。
ソムリエのレビュー
- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
生まれるワインは、果皮浸漬により、やや濃いめのレモンイエロー(オレンジワインと表現されるほどではありません)。
乾燥した柑橘の皮のような香りを中心に、ホワイトペッパーやお香のような香り、抜栓したては酸が鋭いのですが、 空気と触れるとチャーミングな果実味に酸が溶け込み、強いながらも鋭くない酸へと変わります。
ぶ厚い味わいながらも果皮浸漬による力強さは前面に出すぎず、チャーミング感との調和が素晴らしいです。
こんな贈り物におすすめ
↑クリックで同趣旨におすすめのワイン一覧ページへ
生産地 | イタリア>ピエモンテ州 |
---|---|
造り手 | カシーナ・イ・カルピーニ |
品種 | ティモラッソ 100% |
生産年 | 2021年 |
醸造 | 2日間のスキンコンタクトの後、野生酵母で発酵。 |
栓 | コルク型 |
容量 | 750mL |
ピエモンテで脚光を浴びる希少種ティモラッソ
彼らが持つ4面の畑の一つ 標高400mのCa del Bruno区画で収穫されたティモラッソで造ります。手摘みで収穫し除梗後、2日間のスキンコンタクト。発酵は野生酵母にてステンレスタンクで行います。麦わら色。赤ワインと共通する堅牢な骨格。ブドウの旨み、フレーヴァーを存分に引き出した辛口白。ワイン名のrugiada del maettino=朝露。朝の幻想的な畑の風景より命名。ラベルにも雫が垂れた時の波紋が描かれています。
生産者情報 カシーナ・イ・カルピーニ
〜トルトーナの丘〜 DOC Colli Tortonesi ピエモンテ州東部の町 トルトーナ。昔からミラノとジェノバ、トリノとボローニャを結ぶ街道の要所にあたり、ピエモンテ、ロンバルディア、エミリアロマーニャ、リグーリア4つの州の異なった文化の影響があります。 〜Timorasso ティモラッソ種〜 ピエモンテ州トルトーナ原産の地ブドウ。生産農家は30件以下で総栽培面積50haのレア葡萄。房は小さく、小粒で粒どうしが離れて実ります。
◆箱を選択してカートへ