熟成ボルドーの真価を味わう、エレガントな1997年
シャトー・ローザン・セグラ 1997(30,360円)
メドック格付け2級の由緒あるワイン
フランス・ボルドー地方のワインは、1855年のパリ万博の際、皇帝ナポレオン3世の命により、第1級から第5級までの格付けが制定されました。ローザン・セグラは、その中で第2級に格付けされた、ボルドーを代表する名門シャトーです。
「2級」と聞くと、その価値が分かりにくいかもしれませんが、1855年にわずか61シャトーしか選ばれなかった格付けの中で、第2級という非常に高い評価を受けています。
1997年はボルドーにとって難しいヴィンテージでした。そんな中、ローザン・セグラは収穫したぶどうのわずか36%だけを選び、厳選されたぶどうから素晴らしいワインを造っています。
世界的なワイン評論家からも、「内向的でタンニンの強いワインを生み出す傾向にあるシャトーだが、1997年物は魅力的でエレガントなワインだ」と評価された1本です。
ソムリエのレビュー

- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
グラスに注いで色を見てみると、ガーネットからややオレンジがかった色合い。このオレンジ色が熟成の証拠。
乾燥した黒いベリーにドライフラワーや西洋杉、タバコの葉など植物の香りが華やかさを加えます。さらに、煙のニュアンスや、クローブなどの茶色いスパイスの香りが奥行きを与え、非常に複雑な香りを楽しめます。
口に含むと、想像以上にサラリとした食感で、若いころは粗かったタンニンはきめ細かくワインに溶け込みシルキーです。ほのかに残る果実味、適度な酸とともに素晴らしいバランスで、余韻も長く、ワインの格の高さを実感できます。ボルドーは重いという概念を払拭してくれ、熟成ボルドーの真価を味わえる逸品です。
こんな贈り物におすすめ
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| 生産地 | フランス>ボルドー地方>メドック地区>マルゴー村 |
|---|---|
| 造り手 | シャトー・ローザン・セグラ |
| 品種 | カベルネ・ソーヴィニヨン59%/メルロー41% |
| 生産年 | 1997 |
| 格付 | メドック 第2級格付 |
| 栓 | コルク栓 |
| 容量 | 750mL |
生産者情報 シャトー・ローザン・セグラ
『シャネル』がボルドーで育むシャトー
1661年に貿易商であったピエール・デムジュール・ド・ローザン氏はこの地に畑を取得し、ワイナリーに自身の名前を付けた『ローザン』というシャトーが出来ます。このシャトーの造り出すワインの名声は広く広まり、第三代アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソン氏のお気に入りのひとつでもあったと言われてます。
1785年にシャトーはローザン・ガシーとローザン・セグラの二つに分割されました。
その歴史とは裏腹に近年の1960年代から1980年代まで、2級という格付けからは程遠い品質だったという評価が多い(※R.パーカーJr.氏は「1970年代、1960年代の出来はぞっとするようなものだった」というコメントさえ残しています)ですが、1983年のオーナーの交代をきっかけに大きく品質が上がりはじめました。1994年にはファッションブランドの『シャネル』にシャトーが購入されて抜本的な改革が行われ、品質は更に大きく向上しています。
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