アンドレ・ポルシュレ時代の、希少なポマール1級
ポマール 1級畑 レ・フルミエ 1996 モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ(88,000円)
ルロワを支えた、伝説の醸造家が手掛けたポマール
エレガントで優しい口当たりの赤ワインが生まれる仏ブルゴーニュ地方の中でも、ポマールは、引き締まったタンニンとしっかりした骨格を持つ、長期熟成型ワインが生まれる産地です。
そして、1級畑レ・フルミエは、ポマールらしい力強さを持ちながら、繊細さとエレガントさも併せ持つ、魅力的な畑です。ドゥエレ・ポルシュレが所有する区画はわずか0.19haほどで、年間生産量も非常に少ない希少なワインです。
そして、このワインを語るうえで欠かせないのが、故アンドレ・ポルシュレ。長年オスピス・ド・ボーヌの醸造責任者を務め、1988年からはラルー・ビーズ=ルロワに招かれ、ドメーヌ・ルロワのワイン造りにも携わった、ブルゴーニュを代表する醸造家です。1996年は、まさに彼がこのドメーヌとオスピス・ド・ボーヌの両方で活躍していた時代のワイン。
現在ではもう造ることのできない「アンドレ・ポルシュレ時代」のポマール1級。古酒好きなら、ぜひ一度味わっていただきたい1本です。
ソムリエのレビュー

- オーナーソムリエ 寺井 剛史
- 北九州市マイスター制度「技の達人」認定者
- 全国技能グランプリ レストランサービス部門3位
- 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
おすすめポイントと味わい
香りは、乾燥したラズベリーなどの赤い果実の香りに、革、腐葉土、きのこ、スパイスなど、熟成による複雑な香り。グラスを回すと、紅茶やシナモン、乾いた果実や土、煙草を思わせるニュアンスも感じられます。
口に含むと、しなやかで滑らかな口当たり。熟成を経ても果実味が残り、適度な酸が味わいを引き締めています。タンニンは丸く柔らかくなり、革や土、きのこなどの熟成由来のニュアンスが重なって、奥行きのある味わいに。ポマールらしい骨格を残しながらも、非常にエレガントで、余韻も長く、格の高さを実感できます。
こんな贈り物におすすめ
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| 生産地 | フランス>ブルゴーニュ地方>コート・ド・ボーヌ地区>ポマール村 |
|---|---|
| 造り手 | モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ |
| 品種 | ピノ・ノワール 100% |
| 生産年 | 1996年 |
| 栓 | コルク栓 |
| 容量 | 750mL |
生産者情報 モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ
モンテリー=ドゥエレ家は、300年間以上に及ぶワイン造りの歴史を誇る、モンテリー随一の名家です。
中興の祖として現在のドメーヌの礎を築いた3代目当主アルマンド・ドゥエレ女史は、生涯独身を貫いた後の1989年、かのアンリ・ジャイエ翁とも並び称される伝説の醸造家、アンドレ・ポルシュレ(写真右)を養子に迎え入れることを決断、ここに、「ドメーヌ・モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ」が誕生しました。
1937年生まれのポルシュレ氏は、「オスピス・ド・ボーヌ」の醸造長(1976~1988年)、「ドメーヌ・ルロワ」の醸造長(1988~1993年)、再び「オスピス・ド・ボーヌ」の醸造長(1994~1999年)を歴任し、氏が手がけたオスピス・ド・ボーヌは、多くのネゴシアンが(オスピス・ド・ボーヌであることを伏せ、自社が造ったものとして)通常の自社ラベルで販売したという逸話が今に伝えられています。
氏は並行して、自身のドメーヌ「モンテリー・ドゥエレ・ポルシュレ」にて後継者の育成に心血を注ぎ、1989年から2005年まで醸造長を務めたフランシス・ルショーヴ、及び2004年に4代目当主としてドメーヌを正式継承した自身の孫娘、カタルディーナ・リポ(写真左)の2人が、ポルシュレ氏の秘技を授かる幸運に恵まれました。(尚、氏は、カタルディーナがすべての秘技を自家薬篭中のものとした2014年頃以降、悠々自適の生活を送っていらっしゃいましたが、2020年10月に天国へ旅立たれました)。
「祖父からは、栽培・醸造両面におけるあらゆる技法に加え、仕事そのものに対する心構えを教わりました。そのすべてを胸に刻みながら、誇りを持ってワイン造りを続けてまいります。年中、畑で、カーヴで、全身全霊を捧げて仕事に打ち込んでおります。ただひとつのご褒美は、私のワインを飲んでくださった方の笑顔です」(カタルディーナ・リポ)。
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