当店で、このワインを『自然派』と分類している理由は次の理由からです
畑:硫黄と銅しか撒かない、醸造:野生酵母
さらに、造り手の次の説明にもよります(酸化防止剤無添加とは言っていません)。
「醸し発酵により、果皮に含む天然の酸化防止剤を引き出し、
余計な添加物を加えず長期熟成できる」
自然派の理由:銅と硫黄のみ畑に使用、野生酵母、果皮浸漬
コッリ・トルトネージ・ティモラッソ 2018
Colli Tortonesi Timorasso 2018
造り手「カシーナ・イ・カルピーニ」(当主パオロ・ギスランディ氏)は、
大自然の真っただ中で家族と共にナチュラルワイン造りに没頭する造り手です。
パオロ・ギスランディ氏は、畑には硫黄と銅以外は撒かないと言い(有機肥料も撒かないのでしょう)、
一般的なオーガニック栽培以上に自然な農法と言い切ります。
※ボルドー液(硫化銅)は使用しても有機認証を得ることができます
ぶどうは、ピエモンテの土着ぶどうティモラッソ。このぶどうを生産する農家は30軒にも満たず、
しかもティモラッソ100%のワインは日本に輸入されているのはこのワイン以外に見つけるのは困難です。
通常、白ワインはぶどうの果皮を漬け込みませんが、このワインはティモラッソを野生酵母で発酵させ、
赤ワイン同様に果皮も漬け込んで造られています。これにより、果皮に含まれる天然の酸化防止成分が引き出され、
余計な添加物なしで長期熟成できる白ワインがうまれます。
生まれるワインは、果皮浸漬により、やや濃いめのレモンイエロー(オレンジワインと表現されるほどではありません)。
乾燥した柑橘の皮のような香りを中心に、ホワイトペッパーやお香のような香り、抜栓したては酸が鋭いのですが、
空気と触れるとチャーミングな果実味に酸が溶け込み、強いながらも鋭くない酸へと変わります。
ぶ厚い味わいながらも果皮浸漬による力強さは前面に出すぎず、チャーミング感との調和が素晴らしいです。
【産地】 イタリア/ピエモンテ州/コッリ・トルトネージ
野獣や野鳥が豊富なピエモンテ地方では、その狩猟肉に合う、しっかりした酸と力強いタンニン(渋みの成分)があり、
長期熟成に耐える、深い味わいのワインが生まれています。
イタリアワインの王様と言われるバローロというワインもこの産地の代表的なワインです。
バローロはネッビオーロというぶどう品種から生まれるのですが、ネッビオーロは強いタンニンと酸を持った品種です。
【ぶどう品種】 ティモラッソ100%
同じピエモンテ州の土着の白ぶどうがティモラッソ。やはり、強い酸を持っています。
この酸に加え、果皮浸漬によりタンニンも含むことにより、このワインも狩猟肉に合わせてみたい個性を持っています。
おすすめの楽しみ方が記載されたワインカード付き!
上の説明や下のワインのデータに加え、
・ワインの特徴
・合わせる料理
・飲むときのワインの温度
・保存温度
・飲み頃(保管・保存)
など、受け取った方がワインを楽しめるお手伝いが満載です
