10月7日は第8回山口県ワインブラインドテイスティング大会でした。

今回は、初の県外出張大会!北九州市での開催です!

第8回の運営担当は私寺井

第8回会場エタンセールカワモト

今回の会場は北九州のフランス料理店「エタンセールカワモト」

山口県ワインブラインドテイスティング大会の会長である私、寺井が支配人を務めるレストランです。

今回は北九州開催ということで、初参加の北九州の方が多くいらっしゃいました。これで過去参加したことがある方の総勢でいうと50名を超えているのではないでしょうか!

さて定刻です。まずは、会長の私寺井より挨拶を行った後、運営担当者として回答方法の説明をし、そのまま第1問目のワインへと流れていきます。

一杯目は白ワイン。選手の中では第6回の佐伯ソムリエの出題がいきなり濃い赤からスタートは伝説になっていて、「おぉ~、安心する」という声が毎回起こっています(笑)

このあと白ワイン、赤ワイン、赤ワインと続きます。出題の流れ自体は正統派ですね。

これら4つの予選ワインが出終わると、運営担当のソムリエ(今回は私)が集計する間、軽食をつまみながら選手のテーブル、観客のテーブルでこのワインはどうだこうだと感想戦(将棋用語ですが検討会のようなもの)がはじまります。

まだ正解が分からない中、あーだこーだ言うこの時間もまた楽しみになるよう、運営の小川ソムリエが提案してくれて第3回くらいから変更したのですが、この変更はよかった。さすが小川ソムリエ!

さて、集計が終わり、予選の順位が決まります。

予選通過は毎回2名なのですが、今回は2位が2人いたので、初めての3名による決勝です。

1位は、初参加の下澤さん!2位は前々回の優勝者小川さん、前回決勝に残った西さんです!!

この3人で決勝戦のリアルタイムコメントへと進みます(のちほど^^)

出題意図

第3回目から運営メンバーのうち1人がワイン選びを担当して運営に専念することになり、第4回目からワインの選択意図も結果発表時に行われるようにしました。

ある程度、主要なぶどう品種のものを使いたいですし、ぶどう品種の特徴、もしくは産地の特徴がきちんと出ているものでないといけません。

単に醸造が上手で美味しく出来上がっているワインではなく、その産地ならではの美味しさを表現しているワインでないと当たりっこないですもんね。

とはいっても、みんながみんな当たってしまってはいけません。
選手の方たちが、主要ぶどう品種として分かりつつ、当てるのは難しいものもすこし入れつつ、当ててもらえるものも入れて・・・。

そうやって運営担当はワインを選ぶのですが、その悩んで選んだ意図を発表するわけです。そして、第6回からは運営担当者の想定する予選通過点数も発表することになりました。

私の出題したワイン

 

ソムリエ寺井が選んだワイン

当日の進行としては、決勝が終わってから発表するのですが、ここで先に私の出題ワインとその出題意図をお知らせしておきます。

1.ミュスカ(ジョセフ・シャルク)

こちらは同じ生産者のものがネットになかったので、違う生産者のミュスカへリンクしています。

まずアロマティックな香りからワインを探っていただく白ワインです。

マスカットの香りがバーンと感じ、味わいも糖度では辛口ながらマスカット様の甘いニュアンスがある・・・でもワインの全体のバランスとしては爽やか。

冷涼産地のワインということと、青りんご、マスカットの香りからアルザスのミュスカまでたどり着くのではないかと予想したワインです。

今回のキーワインで、これを捉えるかどうかで総合点数を左右するワインです。実際、フランス、アルザス、ゲヴュルツトラミネールと答えた方が4人いて、そのうち3人が決勝に残っています。

ワイン 産地 品種 Vintage 度数 小売価格
答え アルザス ミュスカ 2017 12.5 2,800円

 

2.コンドリュー(レ・テラス・デュ・パラ)

続いて、1本目同様どこか甘やかなニュアンスを持つ白ワインを選びました。ぶどう品種はヴィオニエです。

ヴィオニエはアロマティック品種と言われたりもしますが、ミュスカやゲヴュルツトラミネールほど顕著ではない品種だと思っています。

実際、皆さんのコメントで白桃や花といったヴィオニエを思わせるコメントを言った方は少なく、より中庸でフルーツを例えていない方のほうが多かったように思います。

ただ、やはりボリュームがある厚めの香りと食感で、華やかで若干甘やか。酸が少ないのが特徴です。

これは多くの方が外すだろうと想定したワインですが、ワインのバランスからオールドワールドであることは分かるのではないかと思います。そこで国をフランスと答えた場合に加点される問題です。

もう1つ出題意図として、私がソムリエ試験を受ける際に、必ず勉強するコンドリューですが、高価でなかなか飲めないワインでもあります。飲んだことがないソムリエもいると思ったので、経験として味わってほしいという思いも込めて選びました。

ワイン 産地 品種 Vintage 度数 小売価格
答え ローヌ ヴィオニエ 2017 14.0 7,800円

 

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
実際、国のみ当てた方が2名。やっぱりそのお2人は決勝に残っています

 

3.コート・ロティ・レ・ジュメル(ポール・ジャブレ)

こちらもネット上には同じワインが見つけられず、別の生産者のワインを貼り付けます。

これは外してもらうためのワインです(笑)

というのも、ソムリエ世界大会の記事を読んでいた時に、「熟成したものがでたのが想定外だった」というような文章を読んだ記憶があり(思い違いかもしれません)、確かに私たちの大会でもそうだなと。

ただ、そうなるとヴィンテージをピンポイントでは当てられないと思いますが、でも先ほどのコンドリュー同様に、普段飲めない熟成ワインをせっかくなので出題しよう!と思って選んだワインです。

それは・・・

生産者:ローヌの巨匠であるポール・ジャブレ

銘柄:コート・ロティという銘醸ワイン

ヴィンテージ:1997年!

シラーは熟成するとピノ・ノワールと似ていると私は思っているのですが、それも引っ掛けというか知ってほしいという意図も含んでいました。

ワイン 産地 品種 Vintage 度数 小売価格
答え ローヌ シラー 1997 13.0 11,600円

 

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
想定通り2人がピノ・ノワールと回答。
あと、懇親会で佐伯ソムリエが「出荷時からこのニュアンスを持ったワインとばかり思い、熟成したワインとは全く考えなかった」と言っていました(リオハのテンプラニーリョと回答)。
伝えたかったところが伝わったかなと思っています。

4.リヴザルト(シャプティエ)

こちらも経験値として飲んでほしくて選んだワインです。

これは外れることを想定したワインです。ってかほとんど外れることを想定していますね(笑)

ただ、酒精強化ワインであり、それでいてポートやマディラではない。陰干しか酒精強化か迷って、そしたら国と品種とアルコール度数は当たる確率が上がると思っていたワインです。

やはりローヌの巨匠である、シャプティエによるルーションのヴァン・ドゥー・ナチュレル『リヴザルト』です。

ポイントは若干高いアルコール度数と糖度。コーヒーやチョコのニュアンス。

 

ワイン 産地 品種 Vintage 度数 小売価格
答え ルーション グルナッシュ 1995 16.0 4,200円
ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井

お一人がフランス、アルコール度数16度を当て、2,3名の方がイタリアの陰干しと答えていました。想定通りです^^

1つ謝らなければならないのは、私が自分でよくリヴザルトやモーリーを使うのですが、一般的にこのタイプで最も有名なものはバニュルスでした(汗)。バニュルスを選ぶべきでした。

決勝へ

決勝の採点をする寺井
決勝の採点をする寺井

さて決勝戦は1人ずつのリアルタイムコメントです。

これは、予選の全てフランスワインから一転して、インパクトのあるワインを選んでいました。

つまり、いかにもニューワールド、樽香のあるカベルネです。

近年は減ってはいるものの、やはりオールドワールドとは一線を画す香りや味わい。難しいのは産地ですが、今回はアメリカ、カリフォルニアのワインにしました。でも、これはチリと答える方もいらっしゃるだろうな。

でも明らかなアメリカンオークのニュアンスからカリフォルニアという産地が出ないかなぁ。

 

3人の答えは、

チリ、セントラルバレー、カベルネ・ソーヴィニョン、2017、14.0%

仏、ローヌ、グルナッシュ&シラー、2005、14.5%

チリ、セントラルバレー、カベルネ・ソーヴィニョン、2013、13.5%

 

ワイン 産地 品種 Vintage 度数 小売価格
答え カリフォルニア カベルネ・ソーヴィニョン 2016 14.0
(13.9)
3,200円

 

優勝者発表

2回目の優勝の小川ソムリエ
2回目の優勝の小川ソムリエ

3人の中では、点数として品種とアルコール度数を当てており、またニューワールドであること、1人だけ色調から若いワインと真っ先に口にしたことから小川ソムリエの優勝となりました!

2度目の優勝ですね!しかも前々回の優勝者であり、今最もノッている選手です。実は、この後の二次会で佐伯ソムリエが、「第1回目から比べて、最も伸びているのは絶対に小川さん」と言っていたくらいです。

実際、選手のコメントとして、きちんと順序だててコメントがなされ、それに矛盾があまりありません。最初は「ん??」と思うコメントも多かったのですが、聞いていてスムースです。それに伴い正答率がかなり上がっています。

そんなに当たらない私や佐伯さんが言えることではないのですが(笑)、イイ感じです。これがもっともっと会の中で浸透して、みんなでテイスティング能力があがればいいなと思います。

ソムリエ寺井
オーナーソムリエ寺井
私達ソムリエは時には飲んだことがないワインを仕入れます。一般消費者の方も飲んだことのないワインを買いますよね。
ブラインドできちんとワインが捉えられ当たるということは、逆もできる。つまり産地や品種、醸造方法などから味わいが推測できるのです。これは大切な能力です!

山口県ワインブラインドテイスティング大会を続けて

正直、年4回本業と別にこの運営をするのは結構しんどい(^^ゞ

でも、運営メンバーはノーギャラで頑張っています。

それには、立ち上げ当時の次のような想いがあります。

  1. 山口県のワイン文化を発展させて、輸入元さんの試飲会があるような土地にしよう!
  2. 山口県から協会のブラインドコンクール優勝者を出そう!

それが皆様に伝わっているのか分かりませんが、毎回「やって本当に良かった!」と思えるのが

観客参加の皆様がとっても楽しいと大絶賛してくださること^^

「とっても楽しかった!」以外にも、「是非次回も誘ってください」「次はいつですか?」「年に1回しかしませんか?」などなど、嬉しいお言葉ばかりです。

今後の山口県ワインブラインドテイスティング大会

この大会はワインをブラインドで飲んで当てる大会ですが、選手としての参加(コメント発表アリ)の他、観客参加(選手と同じワインを飲みながら観戦する。発表ナシ。会費は同じ)もできます。

プロ、アマチュア、ワイン歴等は全く問いません。格式ばった大会ではなく、有志が集まった同好会的運営メンバーからスタートした大会です。どなた様もお気軽にご参加下さい。

山口県外からの参加も全く問題ありません。皆様のご参加をお待ちしております!
(ワイン好きお母さん、お子様同伴もOKです)

【普段のタイムスケジュール】
18:30予選開始
19:30前後 予選終了 感想戦と懇親会
19:45前後 決勝2名によるリアルタイムコメントでのブラインドテイスティング
20:00 優勝者発表と優勝者によるテイスティングのコツ
21:00まで 懇親会(軽食アリ)
21:00 終了(残れる方で片付け)

皆さんのご参加をお待ちしております^^

開催地募集~私たちを呼んでください^^~

山口県ワインブラインドテイスティング大会運営チームでは、「自分たちの街でも開催してほしい!」という声をお待ちしております。

開催にあたり、そちらで経費負担はナシ!ただし一定人数が揃わないと寂しい会になってしまうので、集客のお手伝いをお願いします。※イベントなどにお仕事としてうかがう場合は金額要相談

集客って何人?というご不安もあるでしょうが、6-8名くらい集めてもらえたら運営は可能です。

あとは会場などを一緒に考えていきましょう!山口県のワイン文化活性化のために一緒に楽しく頑張りましょう^^

ご要望は、コメント欄に記入、もしくはプレゼントワインショップの寺井剛史へお電話、メールでも結構です。お気軽にどうぞ

プレゼントワインショップ
電話:093-234-5454
メール: